書寫山圓教寺 執事長 大樹玄承さんの動画と発言のテキスト起こし 2008/04/06 (Sun) 19:40
Youtube に上がった動画を紹介します。
YouTube - ぶったま! 青山解説チベット実情(1/2)
YouTube - ぶったま! 青山解説チベット実情(2/2)
いま、私たち日本の仏教者の真価が問われています。
チベットでの中国の武力行動によって宗教の自由が失われることに、心から悲しみと止むに止まれぬ抗議を表明せずには居られません。
私たちはあくまでも宗教者、仏教者として僧侶をはじめとするチベット人の苦しみをもはや黙って見過ごすことができません。チベット仏教の宗教的伝統をチベット人の自由な意志で守ると云うことが大切な基本です。
皆さんは日本の全国のお坊さんがどうしているのかとお思いでしょう。
日本の各宗派、教団は日中国交回復の後、中国各地でご縁のある寺院の復興に力を注いできました。私も中国の寺院の復興に携わりました。
しかし、中国の寺院との交流はすべて北京を通さずにはできません。殆ど自由は無かった。これからもそうだと、全国の殆どの僧侶は知っています。
そして、日本の仏教教団が、ダライ・ラマ法王と交流することを北京は不快に思うこともよく知られています。
あくまでも、宗教の自由の問題こそ重大であると私は考えています。しかし、チベットの事件以来3週間以上が過ぎて尚、日本の仏教界に目立った行動は見られません。
中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない、しないで良いのでしょうか。
ダライ・ラマ法王を中心に仏教国としての歴史を重ねてきたチベットがいま、無くなろうとしています。
私たちは宗教者、仏教者として草の根から声を上げていかなければなりません。
しかし、私の所属する宗派が中国の仏教界関係者から抗議を受けて私はお叱りを受ける可能性が高いでしょう。
このように申し上げるのは『私たちと行動を共にしましょう』と云うことではないのです。
それぞれのご住職、壇信徒の皆さんがこれをきっかけに自ら考えて戴きたいのです。オリンピックに合わせて、中国の交流のある寺院に参拝予定の僧侶もいらっしゃるでしょう。
この情勢の中、中国でどんなお話をされるんでしょう。
もし、もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば私たちはこれから信者さん、檀家さんにどのような事を説いていけるのでしょうか。
私たちにとってこれが宗教者、仏教者であるための最後の機会かも知れません。書寫山圓教寺 執事長 大樹玄承 平成20年4月5日
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