我が家では、子供を風呂に入れるのは主に僕の仕事だ。
子供2人に声をかけ、湯船で待っていると先に上の娘、次に奥さんから抱きかかえられれて下の息子が風呂に入ってきた。どこをどう機嫌を損ねたものか、息子の方は号泣しており、泣き声がうるさいことこの上ない。
全裸で風呂場中央に立ちつくして号泣する息子2歳。
ふと見ると、息子が「う゛ぁ゛ーーーん」と声を上げる度に、玉が体内に引っ込むのを発見。
あまりの面白さに、カミさんを風呂場に呼び戻した。
「おおおい、ちょっと面白いからこっち来て見てみ?」
「なに?」
「楓(下の子の仮名)のちんちん見てな。泣いてるとき玉が上がってくから」
「う゛ぁ゛ーーーん」(ひゅっ)
「わー」
そして、息子が息継ぎをすると、上がっていた玉は再びもとの位置に戻ってくる。
「う゛ぁ゛ーーーん」(ひゅっ)
「本当だ、面白ーい」
妻と娘、大ウケ。
周囲の空気が和んだため息子が泣きやんでしまい、泣き声に合わせて玉が上下する様子は2往復しか観察できなかったのだけど、いやはやそれにしても面白かった。
「ねえ、おとうさん」
「ん?」
湯船に沈んだ娘が猛烈にまじめな顔で僕にたずねる。
ちなみに、子供2人を入れた風呂に僕まで入ると湯が半分くらい溢れてしまうので、このときの僕は風呂の縁に腰掛けて膝から下だけを湯に入れていた。
「おとうさんも、楓ちゃんみたいにできるの?」
「まあ、できないことは、ないけど……ほら」(ひゅっ)
「わあ、おとうさんすごいすごい!」
「ちょっと、子供に何見せてるの!」
娘は喜んだが、台所で洗い物をしていた奥さんには怒られた。
2004/09/05 (Sun)
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